雑想世界　第１世界線

マウアー造船所はフェルナンデス王朝ブラジル帝国の民間造船所である。
リオデジャネイロ海軍工廠に続いて歴史ある造船所で、ブラジル産業革命の立役者だった、マウアー子爵が設立した造船所で、2022年8月現在の帝国内では最も大きな造船所を有している。
1980年代に拡張工事をした造船施設は、国内で唯一60,000tオーバーの船舶を建造できるため、ブラジル帝国海洋技術総合司令部との提携でB02型石油プラットフォームの建造を行っている。
また、それらの技術を活かした掘削船プレソルトは内外からの評価が高い。

初代は19世紀に活躍したイリニュー・エヴァンジェリスタ・デ・スーザ(1817〜1889)。
実業家で投資家であり、船主でもあり、政治家である。
ブラジル初の蒸気機関車を敷き、銀行を開設し、ブラジル工業化の立役者である。
さらにリオデジャネイロにガス灯をもたらし、南米と西欧の間に海底ケーブルを敷設する。
せして奴隷反対運動の中心人物の一人であり、イザベル・ド・ブラジル(19世紀)の忠実なる家臣でもあった。
その彼を継ぐ爵位は、マウアー造船所の経営者に継承されている。

●B02型石油プラットフォーム
●マウアー型石油タンカー?
●ランペルツ型コンテナ船