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フェルナンデス家

フェルナンデス家の紋章
基本情報
家祖アンジェロ・フェルナンデス
種別貴族
爵位子爵
根拠地フェルナンデス王朝ブラジル帝国
帝都リオデジャネイロ
パソ・インペリアル
人種メスチース(ポルトガル人とインディオの混血)
言語南米ポルトガル語
現当主イザベル・フェルナンデス・ド・ブラジル



概要

ファゼンダ・フェルナンデス?を発祥の地とする一族。
ポルトガル王朝の臣下で15世紀にギニアに到達した、アルヴァロ・フェルナンデスの庶子の末裔を名乗るが信憑性は薄い。

(フェルナンデス家は1870年代のブラジル帝国のファゼンテイロをイメージした家となり、ファゼンダ・フェルナンデス?も南米のファゼンダをイメージした架空の町となります。)

紋章

フェルナンデス家の紋章は、黄金に縁取りされた緑の盾の中央に黄金の鷹である。
黄金の縁取りをされた緑の盾は、荘園の作物とそれがもたらす財産を表し、鷹は地域に住むクロックホークにあやかっている。

歴史

前史

1446年、ギネ(ギニア)に到達したアルヴァロ・フェルナンデスは、ポルトガル海上王国のカピタンであった。
そのアルヴァロが海外にて設けた庶子の家がフェルナンデス家のルーツとされている。
庶子の末裔は、ポルトガル植民地を転々とし、ようやくブラジルに安住の地を見つけたとされている。

家祖

現フェルナンデス家は18世紀にポルトガル植民地であるブラジルにて荘園主となり、ブラガンサ王朝より子爵号を授与されたアンジェロ・フェルナンデスであり、このアンジェロを家祖とするのが一般的である。
アンジェロはコロネリズモによる特権を行使し、ファゼンダ・フェルナンデス?を開拓したとされる。
アンジェロは長男ジョセフとトゥピ族?系部族の族長の娘を結婚させ、一族の土地と人を手に入れた。
そして彼らをカソリックに帰依させ、労働力を手に入れると彼らを使役し、サトウキビ農園を作る。
これがフェルナンデス家の南米での始まりとなった。

転機

アンジェロの直系であり、3代目のパウロは経営の才に優れており、かつ誠実であった為に近隣の荘園領主から信用されていた。
そして時はペドロ2世の時代。
マウアー子爵?の押し進めたブラジルの産業革命は、フェルナンデス家の土地にも鉄道とガス灯、そして電信をもたらした。
パウロはその才をいかんなく発揮し、ファゼンダ・フェルナンデス?を大きくしたのである。

そしてブラガンサ王朝ブラジル帝国が終焉し、ブラジル合衆国となる。
ブラジル合衆国は民主共和国を歌いながらも、実質は荘園主等の既得権力者による合議制の国家であった。
ファゼンテイロと言われた荘園主達は、爵位を無くしながらも荘園内での自治権を有し続け、私兵を抱え込み、かつての奴隷を安価な労働力として使役し続けた。
そしてフェルナンデス家も例外ではなく、自らの権益を護るために、時には財力を、時には政治力を、時には武力を使った。
そしてその時代に猛威を振るったのがカンガセイロと呼ばれる盗賊たちである。
彼らは北東部を縄張りにしていたが、ファゼンダ・フェルナンデス?のある南東部にも彼らに影響を受けた盗賊たちが跋扈した。
その背景には奴隷解放の暗部があり、ろくな教育も受けさせないまま解放された奴隷たちは、自らを養うことが出来ずに貧困の中にいたのである。
その様な貧困層が富裕層を襲うのは当然であり、ファゼンダ達は陸軍や軍警察と共同してカンガセイロと戦い、生き延びた者同士で食い合い、生き残ったものが最終的な勝者となる。

軍事独裁政権の登場

しかし、そんな政治体制が近代で長続きするわけはなく、遂に下級兵士を味方に付けた男が現れる。
その名はヴァルガス
彼はその剛腕により既得権力者たちの内、敵対者たちを粉砕し、ブラジルに航空機を始めとした重工業を取り入れ、外国資本に奪われていた権益を没収した。
フェルナンデス家はよしみを通じていたランペルツ商会により権益没収はまぬがれたが、その力は衰え、歴史から一時期消えていく。

ジョアンの時代

時代は軍事独裁政権から連邦へ移り、ハイパーインフレを経た1990年代に入る。
ハイパーインフレより回復をはじめたブラジルは、その100年近い共和制のツケを帝政復古という形で払うことになる。
歴史的にも稀有な民衆による帝政の復活を果たしたブラジルは、南東部のみとはいえ建国の賑やかさに彩られた。
ブラガンサ家はかつての爵位をもつ家を集め、宮廷を再現した。
貴族たちは、爵位を持つ貴族故に重職に就き、権益を復活させた。
時の当主であるジョアンも子爵として招かれ、ファゼンダ・フェルナンデス?の市長と帝都リオデジャネイロでブラガンサ家の侍従長を兼任する。
だが、この政体はすぐに矛盾がでる。
貴族は有能さ故貴族となるが、貴族の末裔が必ずしも有能とは限らない。
復活した帝国は地方から急速に腐りだす。
時の皇帝であるペドロ5世は心を痛めるばかりで何もできず、側のジョアンが地方領主たちの問題を片付けまくる。
そんな体制が2年続くと、閣僚からもジョアンこそが真の皇帝とささやれていた。
 

イザベルの時代

そんな中、ジョアンの長男と次男が立て続けに横死を遂げる。
特にファゼンダ・フェルナンデス?の代官を兼ねていた長男は、心不全という不可解な死であったため、黒い噂が流れた。
ジョアンは息子を若くして失い、遺児はイザベル?のみであった。
まだ幼いイザベルを前にしてジョアンはフェルナンデス家の家臣団と謀議した。

2001年1月1日。
新世紀の初日にブラガンサ家より帝位をジョアンに譲ると発表された。
その経緯は未だに謎とされているが、兎にも角にも新王朝はなったのである。
その後、10年以上に渡り新王朝は旧王朝の膿を出し続けた。

2017年1月。
フェルナンデス家の臣下たちは、遺児であるイザベル・フェルナンデス?を当主とする事で合意し、イザベル・フェルナンデス?は20代で女性ながらフェルナンデス家を継ぐことになる。
それはブラジル帝国を背負うことになるが、イザベルはそれを受諾した。
イザベルは理想家でありつつ、現実的な視野を持つと評価され、地道な改革を継承しつつ、既得権力者たちを取り込みながらも新しい血を取り入れるという難題を現在も続けている。

一門

メンデス家

3代目の時代にフェルナンデス家の一門となった家。
称号は伯爵だが、特に実権は無い。

主要人物と用語

イザベル・フェルナンデス?
現当主。現実的な理想家。

ロレンソ・フィリオ?
フェルナンデス家の侍従長、セルボを選出し家事を仕切る。

アンス・ブレリアント?
ドイツ系のカソリック司祭。フェルナンデス家の従属司祭で、語学と薬学に通じる。

ルシア・メンデス?
侍女頭。メンデス伯爵の一門の娘で、イザベルの側近。

アリソン・アルネイラ
近衛連隊長。

●衛士
フェルナンデス王朝近衛連隊の事。

●セルボ
侍従、侍女などの総称。パソ・インペリアル内に居住している。

●コロノ
農業、漁業、林業の従事者の意味だが、ここではパソ・インペリアル内で暮らしながら、造園や土木に従事する者を指す。
基本的には労働力になる成人男子を差し、その家族は含まれない。
彼等には住居が用意され、その上で生産率による給与が支払われている。

●パルケイロ
船乗りの意味で、御座船のインペリアル・アトランチコ・スル?の船長、航海士、乗員の事になる。

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