だれでも参加できる創作国家グループです。初心者さんも経験者さんも大歓迎です、どんどん雑想しましょう。

概要

ブラジルはサッカーの国である。
それは帝政であっても、共和制であっても、軍事独裁政権下であっても変わらない。
トップは世界で活躍するセリエAプレイヤーから、裏路地の広場でボールを蹴る草プレイヤーまで、実に多くのブラジル人たちがプレーをしている。
そして、その熱中度は人種すらの垣根を取り払い、多くの移民者達や原住民達も虜にした。
現在でもトップリーグ20チームには様々なスポンサーが付き、その輝かしい世界はフェルナンデス王朝ブラジル帝国の臣民たちを魅了する。

歴史

ブラジルにサッカーが伝えられたのは南米ではアルゼンチン・ウルグアイの次だった。ポルトガル領であったが1822年に独立。
ブラジルにサッカーをもたらしたのは英国系ブラジル人のミラーと記される。
ミラーはスコットランド系英国人の息子として州都サン・パウロで生まれ、イングランド南部のササンプトンに留学した。
ササンプトンでサッカーにハマったミラーは、1894年にブラジルに帰国した際、サッカーのルールブックとボール、シューズユニフォームなど用具一式を持ち帰った。そして「サンパウロ・アスレチック・クラブ」を創設。サッカーの普及に動き出す。
その後、ブラジルサッカーには2つの大改革が訪れた。
まずは、白人と黒人の混血の選手や、黒人選手がプレーするようになったことである。黒人との混血の選手で始めてサッカークラブでプレーしたのはアルトゥール・フリーデンライヒである。彼はブラジル代表のメンバーにも選ばれた。
さらに黒人のレオニダス・ダ・シルバがアクロバティックなプレーで当時のブラジルの最高の人気選手となった。
そして、サッカーの収入だけで生活するフルタイムのプロ選手が登場しプロリーグが始まったことで、各地でサッカークラブが設立され、それぞれの州でリーグ戦が行われるようになり、これによりプレイヤーの層が厚くなったのである。

各リーグ

草サッカー

フットサルも含み、国内のどこに行っても見られる。
中には軍や警察やプランテーション(農場)の中で対抗戦等をしたり、市民大会レベルでの試合もある。
ここでセカンドリーグのスカウトの目に止まった人間が、セカンドリーグに上がる資格を得る。

セカンドリーグ

州規模で20のチームで争われる。
新生ブラジル帝国はアフリカ租借地まで合わせると、実に30のリーグブロックがあり、ブロックリーグの優勝チーム同士がセカンドリーグのトップを決めるリーグ戦を行う。
セカンドリーグ優勝チームには、トップリーグ最下位チームとの試合が行われ、勝ったチームがトップリーグに残留する。
ある意味、最も熱い層とも言える。

トップリーグ

セカンドリーグから上がった20チームによるリーグ戦。
トップリーグの試合は全国に生中継され、かなりの視聴率を叩き出している。
トップリーグ優勝決定戦に至っては、帝都リオデジャネイロのインペリアルスタジアムでの御前試合となる。

帝国代表チーム

トップリーグ内からの選抜40名で作られるチーム。
皇帝が自ら任命し、盛大なセレモニーも行われ、監督には騎士号が授与される。
彼らは世界戦に向けて、王宮内の施設にて日夜トレーニングを積む。

熱狂から来る問題点

国民的スポーツであるがゆえに、サッカーの試合では熱狂的な観客が多く集まる。
そのため、トラブルも多い。大きなサッカーの試合では、観客が銃を隠し持っていないかどうかの手荷物検査がある。
国際的な大会がブラジル国内で開かれる時は、特に問題となり、フェルナンデス王朝治安維持局も毎回頭を抱えている。
騒動が殺人に発展することもあり、2013年7月には、選手から抗議を受けた審判が、その選手を持っていたナイフで刺し殺し、それに怒ったサポーターが審判を縛り上げて殺害するという事件が発生している。

余談

これほどの人気を誇るサッカーだが、過去1度だけ中断された事がある。
それは州都サン・パウロ出身の、英雄的F-1レーサーのレース中のクラッシュでの死亡事故の速報であった。
その時、スタジアムもテレビの前もサッカーの熱狂から一気に冷め、慟哭と絶望に包まれた。

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

メンバーのみ編集できます