雑想世界　第１世界線

グルーリアナシティ()は沿西部グルーリアナ共和国の首都であり北米地域屈指の世界都市である。尚､市の名前でもあるグルーリアナは国名と同様であるため市と同様の言葉を付けて呼称するのが国内では一般的である。日本語では一般的にグルーリアナ市と呼ばれている。グルーリアナシティは沿西部グルーリアナ共和国の首都であると共に国内最大の都市である。都市圏人口は2023万人を越え､人口密度は非常に高いものとなっている。尚ラテンアメリカの経済の中心地と呼ばれる程に繁栄しており､都市圏GDPの2014年のデータでは3.837億ドルとなっている。尚グルーリアナシティは第一次北米大戦前は連邦区と呼ばれており更に昔に遡るとアステカ王国の首都であるテノチティトランでもあったとされている。尚第一次北米大戦がメキシコ共和国の敗戦に終わり､ケーティランス王国の統治下であった際はグルーリアナシティでは無く､ケーティランス王国が第一次北米大戦時作戦目標の呼称として利用していた「エリアA1」と呼ばれていた。

グルーリアナシティは四方全てを山地に囲まれた盆地となっている。北部にはアーガス山地(グアダルーペ山地)西部と南部はイーグス山(アフスコ山)とウルジアズ山(トラロック山)等に囲まれている。尚アーガス山地であったりイーグス山､ウルジアズ山は第一次北米大戦終結後駐留したケーティランス王国兵が呼んでいた呼称でありそれが定着したものとされている。昔はグルーリアナシティの大半がテテスコ湖を占めた地域であったが17世紀に干拓が進められたとされている。干拓が進められた後の1900年には排水路(テキスアク・トンネル)が建設されたことによりテテスコ湖は東部の一部のみのなった。

市の中央部にはソカロ広場､正式には憲法広場と呼ばれているアステカの時代より集会所として使われ今ではパレードや祭典などに使われる中央広場があり､その西部には高さ330メートルの「平和の塔」と呼ばれる電波塔が築かれている。更に西へ進むとガーダスリアと呼ばれる繁華街があり､そこには富裕層であったり芸術家や知識人等が住む地域となっている。ガーダスリアの北部の地域では飲食店が多くあり､第一次北米大戦があったことからケーティランス王国やチェファン共和国の食文化を強く受けた飲食店が多く連なっている。ガーダスリアの南の地域にはハンモと呼ばれる風俗街があり､1960年〜1970年代の連合軍統治時代には売春や非合法のサービス店が蔓延り､多くのケーティランス兵がそこに通っていたが1990年になるとグルーリアナ西部の厳しい取り締まりが始まり､現在は合法的なサービス店しか残っていない。尚町の名前であるハンモは当時そこに通っていたケーティランス兵が呼称していたものでありそれが定着されたとされている。

グルーリアナシティでは行政がスポーツを推進しておりイスタカルコ区に拠点を置くプロ野球チームである「B・デビルズ」等が国内では有名である。野球の他にもサッカーやモータースポーツ等のメジャーなスポーツであったり一方ルチャリブレと呼ばれるプロレスであったり闘牛なども盛んである。