雑想世界　第１世界線

大東亜国家社会主義党親衛隊(通称:NPGP)とは大東亜国家社会主義国の独裁政党たる大東亜国家社会主義党の保有する組織である。元は政府高官を護衛する党内組織（鉄剣隊）として1942年に創設された。1961年には、年々強まっていた中国共産党からの弾圧に対抗する為、党の武装組織として急速に勢力を拡大。大東亜国家社会主義党が中国を統一した1975年以降には政府の警察組織との一体化が進められた。保国家警察、秩序警察、親衛隊情報部、強制収容所など大東亜の主要な治安組織・諜報組織はほぼ全て親衛隊の傘下に置かれている。
隊のモットーは「Meine Ehre heißt Treue（My honor is called fidelity：忠誠こそ我が名誉、我が名誉は忠誠を宣する事）」。なお、モットーは大東亜国家社会主義党のモデルとなったNSDAPの親衛隊のモットーのパクリである。

大東亜親衛隊内では多数の｢本部｣が置かれ、更にその下に複数の部署を創設する形を取っている。ここでは、各本部について解説を行う。

大東亜親衛隊の中核だった本部。かつては人事、財政、警察など、その業務は多岐にわたっていたが、1990年に入ってからの組織再編で、様々な分野が別の本部として独立し、現在では形骸化している。

親衛隊の中で最も所属人数が多い本部。国家警察として、保安警察、公安警察、秘密警察を保有しており、それぞれの警察によって異なった役割を与えている。例としては、保安警察は国家の犯罪を取り締まる。公安警察は国家の秩序を守るため、後述の社会信用システムを利用した犯罪未遂者の取り締まりを行う。そして秘密警察は、反政府的と認定された人物を捕縛するという任務を与えられている。

大東亜親衛隊の中で2番目に人数が多い本部。武装親衛隊として、対過激派組織等の警察では対処しきれない場合によく出動する他、陸上武装親衛隊の他に、航空武装親衛隊、海上武装親衛隊を保有しており、航空武装親衛隊は主に国境付近での不審機警戒、海上武装親衛隊は海上での犯罪行為や、他国の不審船等の警戒を行っている。他にも、これら全ての武装親衛隊は、有事の際に国軍と共に動く事が多い。

大東亜親衛隊の算盤とも称される財政組織。毎年の政府による親衛隊に向けた予算分を、この財政本部で審議し、更に各本部やその下部団体へと配分する。ちなみに横領なんてしようものならもれなく司法本部へピクニックに行くことになる。

大東亜親衛隊内における規律違反や法律違反を取り締まる憲兵的な立ち位置。親衛隊の中では武装親衛隊と国家警察本部に続き、3番目に人数が多い。なお、親衛隊は基本武装している為、それらの違反者を取り締まる為、司法本部は国家警察と同等以上の装備を保有している。

大東亜親衛隊が関わる全ての人事について管轄している。もちろん親衛隊の人事についても判断しているが、基本は国内の強制収容所の管理管轄が主任務である。これらの運営は｢アーリア人種の保存と進化に極めて重要｣とされ、人事本部の管理下に置かれている。なお、国内数百箇所の強制収容所を人事本部だけで管理するのは無理があるので、国家警察本部や武装親衛隊本部と協力して運営している。

大東亜親衛隊内の将校やなんやらによる個人的な集まりのはずが、今や下部組織として親衛隊科学研究部を置いている極めて重要な本部。と言うより、実質的な本部は科学研究部の方。この本部では、主にアーリア人種の研究や、軍事技術の研究などを、内務省科学院と協力し研究している。

大東亜親衛隊の情報機関。社会信用システムという独自のシステムを運用しており、これによって24時間365日大東亜国民を監視している。更に、対外諜報等にも活躍しており、世界中にこの本部に関連したスパイや工作員が存在するのではと言われている。

使用武器は大東亜陸軍?と同じである