雑想世界　第１世界線

ぼんやりとしていておっとりとした少女。
誰に対しても分け隔てなく接し、優しく接する。
その為か、屋敷の使用人達からも好かれているようだ。
意外にも好奇心旺盛な面があり、知らない場所へ行くのが好きらしい。
また、彼女は庶民の文化に興味を抱いているらしく、最近になって文字を覚えたという。
そのせいか、最近は本を読むことに夢中になっているとか。
好きなジャンルは恋愛小説だそうで、いつか自分も恋をしてみたいと思っているらしい。
人間観察を昔からの趣味とし、今ではそれが生きがいとなっている。
ちなみに、人間観察の対象が男性であることが多いらしい。
どうやら彼女は、男同士の絡み合いに興味を持っているようで……。

父は大手製薬メーカーの社長で、母は元女優。
父親は娘には甘いタイプだったようで、幼い頃から彼女に様々な習い事をさせていた。
その結果、彼女にとって勉強こそが唯一と言っていい程の楽しみとなり、今では国内でも有数の名門大学に飛び級で通うほどになった。
だが、その反動なのか学校では友達と呼べる存在はいないらしく、いつも1人で行動しているようだ。
また、彼女が通っている大学は上流階級向けの学部が多くあり、そこに通う生徒達は家柄の良い者が多いと言われている。
その為、彼女が通っている大学では珍しい女性であり、更にはその見た目の良さもあってか注目を集めているようだ。
また、彼女の実家は大富豪ということもあり、彼女のことを妬んでいる学生達もいるとかいないとか……？
大学では哲学科に入り、日々勉学に励んでいる。
最近の悩みは、同じ学科の友人達が自分に対して距離を置き始めたことだそうだ。

友人は少ないが、屋敷で働く使用人達からは好かれており、特に執事長のことが気に入っている様子。
また、彼女の両親は娘の願いなら何でも叶えてくれるらしく、たまに無茶なおねだりをする時もあるようだ。
しかし、彼女の両親が一番大切に思っていることは娘の幸せだということを忘れてはいけないだろう。彼女の両親はいつも彼女を見守ってくれているというのだから……。